この数日間は在宅生活だけでなく、電車での通勤や仕事への出勤もあり、身体的にも精神的にもかなり疲れを感じる日々でした。アキレス腱断裂の療養生活はまだ続いていますが、松葉杖での移動や通勤、そして仕事復帰に近い生活を少しずつ経験する中で、改めて「怪我をして生活する現実」を強く実感する出来事がいくつもありました。
特に印象に残ったのは、松葉杖での電車通勤です。優先席の前に立っていても席を譲ってもらえず、結果として約50分間立ちっぱなしで通勤することになりました。松葉杖での移動はそれだけでも体力を使うため、電車で立ち続けることは想像以上に負担が大きく、怪我をして初めてこの現実を体験しました。
また、松葉杖生活では外食にも思った以上の制限があります。トレーを持って席まで運ぶタイプの飲食店には入りづらく、結果として食事をする場所の選択肢もかなり限られてしまいます。そんな中、電車の運休で途中下車した際に立ち寄ったハンバーガーチェーンでは、セルフ会計にも関わらず店員さんが席まで商品を運んでくれるという出来事があり、非常にありがたく感じました。
怪我をしてからの生活では、人の無関心を感じる場面もあれば、人の優しさを強く感じる場面もあります。今回は松葉杖での通勤、外食、そして仕事復帰の現実について、この数日間で実際に体験した出来事を記録としてまとめていきます。
松葉杖で電車通勤して感じた現実|50分立ちっぱなしの通勤
今回の数日間で最も大きな出来事は、松葉杖での電車通勤でした。
怪我をする前は、電車通勤は特別大変なものだとは思っていませんでした。しかし実際に松葉杖で移動する生活になってみると、通勤という行為そのものが大きな負担になることを実感しました。
この日は優先席の前に立っていたにも関わらず、結果として約50分間立ちっぱなしになりました。
松葉杖生活では次のような負担があります。
・体重を片足で支える時間が長い
・バランスを常に意識する必要がある
・電車の揺れが想像以上にきつい
特に電車の揺れは予想以上でした。
通常の状態であれば手すりを持てば問題ありませんが、松葉杖を使っている状態では身体の安定を保つだけでも体力を消耗します。
この経験をして初めて、
「怪我をしている人の通勤はここまで大変なのか」
という現実を理解しました。
※アキレス腱断裂後の電車通勤2日目の現実|優先席・混雑回避・時差出勤と松葉杖生活の対策記録
■松葉杖通勤で感じた現実
・通勤時間が通常より疲れる
・バランス維持に常に神経を使う
・長時間立つことがかなりきつい
怪我をして初めて分かることは多いと感じました。
■松葉杖通勤であると便利だと感じた物
松葉杖生活では両手が塞がるため、
荷物の持ち方がかなり重要になります。
特に便利なのは
・リュック
・ウエストポーチ
です。
理由
・両手が自由になる
・財布やICカードをすぐ出せる
・改札で慌てない
正直に言うと、今回の通勤はかなり疲れました。
しかし、この経験を通して強く思ったことがあります。
それは
怪我をしている人が生活する現実は、想像以上に大変だということです。
もし自分の怪我が治った時には、今回の経験を忘れず、何かしら社会に対して発信や啓蒙活動をしていきたいと感じました。
アキレス腱断裂後の電車通勤2日目の現実|優先席・混雑回避・時差出勤と松葉杖生活の対策記録
松葉杖でも優先席を譲ってもらえない現実

今回の通勤で一番強く印象に残ったのは、優先席の前に立っていても席を譲ってもらえなかったことです。
松葉杖で電車に乗ると、まず移動そのものが大変です。駅のホームから車内に入るだけでも時間がかかり、身体のバランスにも常に気を使います。そんな状態で優先席の前に立っていたのですが、結果として席を譲ってもらうことはなく、約50分間立ったまま通勤することになりました。
電車の中には、仕事帰りと思われるサラリーマンだけでなく、ゴルフの行き帰りと思われる人たちの姿もありました。ゴルフバッグを持っている人や、ゴルフウェアのまま乗車している人もいて、優先席に座っている人の中にはスマートフォンを見ながら過ごしている人も多く見られました。
もちろん、座っている人の事情は外からは分かりません。見た目では分からない体調不良や事情がある人もいるかもしれません。それでも、松葉杖をついている人が目の前に立っている状況で、席を譲るという行動がほとんど見られなかったことは、正直複雑な気持ちになりました。
怪我をする前は、優先席の意味について深く考えたことはなかったかもしれません。しかし実際に松葉杖生活を経験してみると、電車の中で立っていることの大変さを初めて理解しました。特に電車の揺れは想像以上で、片足でバランスを取りながら立ち続けるのはかなり体力を消耗します。
今回の経験を通して強く感じたのは、「優先席」という仕組みがあっても、実際の運用は人それぞれの判断に任されているということです。制度があるだけでは十分ではなく、それをどう理解し行動するかは個人の意識に大きく依存しているのだと実感しました。
正直に言えば、今回の出来事には悔しさや怒りのような感情もありました。しかし同時に、怪我をして初めて見える社会の現実でもあると感じています。
そのため、もし自分の怪我が治った時には、この経験を忘れないようにしたいと思っています。そして、優先席の意味や、怪我をしている人の生活の大変さについて、何かしらの形で発信していけたらと考えています。
松葉杖で外食は難しい|セルフサービス店舗に入れない問題
今回の数日間で、電車通勤と同じくらい実感したのが松葉杖での外食の難しさです。
怪我をする前は、外食について深く考えたことはありませんでした。お店に入り、注文して、料理を席まで運ぶ。それが当たり前の流れでした。しかし松葉杖生活になると、この「当たり前」が一気に難しくなります。
特に困るのは、セルフサービスの飲食店です。
例えば次のような店舗です。
・フードコート
・セルフサービス型の飲食店
・トレーを自分で席まで運ぶ店舗
松葉杖を使っていると、両手がふさがるためトレーを持つことができません。そのため、料理を自分で席まで運ぶスタイルの店舗には基本的に入ることができません。
今回の通勤中も、朝食や昼食を取ろうと考える場面はありました。しかし「自分で料理を運ぶ必要があるお店」は入ることができないため、選択肢はかなり限られてしまいます。
これは実際に松葉杖生活をしてみて初めて分かったことでした。
怪我をする前は、飲食店の形式について意識したことはありませんでしたが、松葉杖で生活しているとお店の構造そのものがハードルになることを実感します。
また、飲食店の中には通路が狭い店舗も多く、松葉杖で移動するだけでも気を使う場面があります。人が多い時間帯では周囲の動きにも注意する必要があり、食事をするだけでもかなり神経を使う状況になります。
アキレス腱断裂で外出できない日の食事|松葉杖生活で自炊して感じた現実と工夫
■松葉杖生活で入りづらい飲食店
・セルフサービス型の店
・トレーを持って席に運ぶ店
・通路が狭い店
このような店舗は、実際には利用が難しいと感じました。
しかし今回、電車の運休で途中下車した際に入ったハンバーガーチェーン店で、印象的な出来事がありました。
そのお店は本来セルフ会計の店舗でしたが、松葉杖で来店したことに気づいた店員さんが、席を確認して商品を席まで運んでくれたのです。
これは本当にありがたい対応でした。
松葉杖生活の中では、小さな配慮がとても大きな助けになります。
怪我をしてから感じることですが、社会の中には
・無関心な場面
・優しさを感じる場面
その両方が存在しています。
今回の外食の出来事は、松葉杖生活の大変さを実感すると同時に、人の優しさを強く感じた瞬間でもありました。
松葉杖での仕事復帰|出勤が当たり前になっていく空気

今回の数日間では、電車通勤だけでなく実際に仕事へ2日間出勤しました。
松葉杖生活の中での出勤は、想像以上に体力を消耗するものでした。
通勤だけでもかなり疲れる状態ですが、その後に仕事をするとなると、身体への負担はさらに大きくなります。実際に出勤した日は、帰宅する頃にはかなり疲労を感じていました。
怪我をしてからしばらくは在宅対応が中心でしたが、少しずつ出勤する機会が増えるにつれて、職場の雰囲気にも変化を感じるようになりました。
それは
「出勤できるなら出てくるのが当たり前」
という空気です。
もちろん職場の人たちが意地悪というわけではありません。むしろ心配してくれる人もいます。ただ、一度出勤できると、「もう大丈夫なのではないか」という雰囲気が自然と生まれてくるのも事実だと感じました。
これは多くの会社員が経験することかもしれません。
最初は「無理しなくていい」と言われていても、少しずつ仕事の流れに戻っていく中で、周囲も通常の働き方を前提に考えるようになっていきます。本人としてはまだ身体に不安がある状態でも、社会の流れの中では徐々に通常の仕事に戻っていくことになります。
※アキレス腱断裂の在宅療養はどう過ごす?在宅ワークとトレーニングの現実生活
■松葉杖での出勤で感じた現実
・通勤だけでかなり体力を使う
・仕事をすると疲労が大きい
・周囲は徐々に通常勤務を前提にしてくる
このような状況の中で、改めて感じたのは
「怪我をして働くことの難しさ」でした。
社会の中では仕事は当たり前に続いていきます。しかし、怪我をしている側からすると、通勤や移動だけでも大きな負担になります。
そのため、松葉杖生活の中では無理をしすぎないことも重要だと感じました。身体の回復を最優先にしながら、できる範囲で仕事に向き合うことが現実的なのかもしれません。
今回の出勤を通して、社会生活と怪我の回復を両立することの難しさを改めて実感しました。怪我をして初めて見える働き方の問題も多くあると感じています。
まとめ|松葉杖生活で初めて見える社会の現実
この4日間は、松葉杖生活の中で改めて多くのことを考える時間になりました。電車通勤、外食、そして仕事への出勤。それぞれの場面で、怪我をしている状態で生活することの現実を強く実感する出来事が続きました。
まず、松葉杖での電車通勤は想像以上に大変でした。優先席の前に立っていても席を譲ってもらえず、約50分間立ちっぱなしで通勤することになった経験は、怪我をして初めて分かった現実でした。電車の中には仕事帰りのサラリーマンだけでなく、ゴルフの行き帰りと思われる人たちの姿もあり、優先席に座ってスマートフォンを見ている光景を見ながら、複雑な気持ちになる場面もありました。
一方で、松葉杖生活では外食の難しさも実感しました。セルフサービスの店舗ではトレーを運ぶことができず、入ることが難しい店が多いという現実があります。しかしその中で、ハンバーガーチェーンの店員さんが席まで商品を運んでくれた出来事は、とてもありがたい対応でした。松葉杖生活では、こうした小さな配慮がとても大きな助けになります。
また、仕事についても少しずつ出勤する機会が増え、周囲の雰囲気として「出勤できるなら出てくるのが当たり前」という空気が生まれてきていることも感じました。社会の中では仕事は止まらず、本人の回復状況とは関係なく日常は進んでいきます。怪我をして働くことの難しさを改めて感じる出来事でもありました。
今回の数日間で感じたのは、怪我をすると社会の見え方が大きく変わるということです。無関心に感じる場面もあれば、人の優しさに救われる場面もあります。普段は気づかないことでも、実際に自分がその立場になることで初めて理解できることが多いと感じました。
もし怪我が治ったときには、今回経験したことを忘れないようにしたいと思っています。そして、怪我をしている人や困っている人に対して、少しでも配慮できる側の人間でありたいと感じた数日間でした。



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